明日は、ソトアソビ

私がソトアソビで経験した失敗、悩み、そしてちょっぴり楽しかった事を書いています

ヒラメルアーはぶっ飛びが正義? ハウンド125Fグライド

上記の写真はハウンド125Fグライドとハウンド100Fソニックです
サーフで使っていてハウンド125Fグライドには思い入れがあるので今回はハウンド125Fグライドの話をします。

目次
1、ぶっ飛びハウンド125Fグライド
2、ハウンド125Fグライドが目指していたもの
3、様々な派生ルアー
4、そして技術は継承される

1、ぶっ飛びハウンド125Fグライド

                                        “imaのPDFより”

ハウンド125Fグライドはそのコピー通りにぶっ飛ぶルアーです。そのスペックは
 ・重 さ 20g
 ・長 さ 125mm
 ・レンジ 70~100cm
 ・対象魚 スズキ、ヒラメ、サゴシ…etc
              (私の場合)
となっています。わずか20gですが確かにぶっ飛びます。
そんなルアーが発売されたのは2011年10月25日ですが当時のルアー界を振り返るとその登場のいきさつがよくわかります。
それは、ルアーマンの大きな要望!
以前からありましたIma sasuke120裂波やコモモSF125もよく飛ぶルアーでしたがさらなる飛距離を求める声が多くありました。
群雄割拠のルアーメーカー界では飛距離に関していろんなアプローチが検討されていまして、Imaさんが研究を重ねて「沖のポイントも狙えるルアー」「強風時でも投げられるルアー」ということで発表されたのがハウンド125Fグライドです。

上の写真は「エクリプスとコラボのSSPモデル」ですがサゴシにかじられて塗装がボロボロになっています。
でも、それが良かったのかも…その後もこのルアーで楽しませてもらっています。

2、ハウンド125Fグライドが
         目指していたもの


            “imaのPDFより”
ハウンドが目指していたものはやはり「飛距離」でしょう。当時のハウンド125Fグライドの説明にもありますが、Imaさんが着目したのは「投げ釣りのオモリ」でした。
特に天草天秤のように下膨れでお尻方向にボリューム持たせ緩やかにリップ方向へ収まっていくシルエットを求めています
お尻のボリュームが飛行姿勢の安定やウエイトルームの確保に役立ち発売当初はびっくりするほどの飛距離をたたき出しました。さらに、着水後のウェイトの戻りが良くなったことから、ルアーの立ち上がりも早くなりました。

3、さまざまな派生ルアー

最初にリリースされたのはハウンド125Fグライド(以下、「グライド」とします)でしたが、その圧倒的な飛距離が魅力となり次々と新しいルアーが派生します。
① グライド
 ・全 長:125mm
 ・重 量:20g
 ・レンジ:70~100cm
 ・フック:ST-46#4 3フック

② ハウンド125Fファング
 ハウンド125Fファング(以下、「ファング」とします)はグライドとの使い分けのためロングリップを採用しています。
このロングリップでグライドと比べて10cm~30cm深いレンジを探れるように設計されています。また、ランカー対応としてクラス最大級の太軸♯2の2フックが採用されましたし、さらなる大型対応として140Fのサイズもありました。
それは、飛行姿勢が安定し、飛距離も十分、さらに大型2フックで、サーフ、磯、河川、河口などでランカーハンティングに最適な仕様となりました。
 ・全 長:125mm
 ・重 量:20g
 ・レンジ:80~130cm
 ・フック:ST-46#2 2フック

③ハウンド125Fオルカ(上の写真)
ファングと同様ロングリップを生かしてグライドより少し深いレンジを探るため開発されたのが、ハウンド125Fオルカ(以下、「オルカ」とします)です。
フックもグライドと同じ3フックでしたし、ヒラメメインのサーフフィッシングですのでこれが私のスタイルに一番合っていました。
ただ、魚道110MDとレンジがダブったのであまり出番はなかったですが、今でも思い出したように使っています。
 ・全 長:125mm
 ・重 量:20g
 ・レンジ:80~130cm
 ・フック:ST-46#4 3フック

④ ハウンド125Fキマイラ
ハウンド125Fキマイラ(以下、「キマイラ」とします)はファングをショートリップにしたモデルです。
ショートリップにしたことによりグライドと同じレンジを探れるようになりましたし、太軸♯2の2フックも採用していましたので浅いレンジのランカールアー誕生でした。
 ・全 長:125mm
 ・重 量:20g
 ・レンジ:70~100cm
 ・フック:ST-46#2 2フック

⑤ハウンド100Fソニック
ハウンド100Fソニック(以下、「ソニック」とします)はグライドの弟分のようなルアーでとても重宝しています。特に100mmクラスのミノーの中でも最大級の飛距離があるのでサーフなどを広く遠くサーチに便利なルアーです
また、遠投性能だけでなく、安定した飛行姿勢により直進性能も備えているので、根回りなどのピンスポットを探るのにも使っています。
 ・全 長:100mm
 ・重 量:14g
 ・レンジ:40~80cm
 ・フック:ST-46#4 2フック

4、そして技術は継承される

すい星のように現れたハウンドシリーズですが、各社から様々な「ぶっ飛びルアー」がリリースされる中その飛距離は相対的に陰りを見せてきました。
それと、今まで「よく釣れるルアー」と言われていたルアーが結構よく飛ぶようになってきて、ハウンドシリーズの持ち味があまり目立たなくなってきました。
そしてついに2020に絶版となってしまいますが、まだまだネット上では新古品・中古品とも結構販売されていて、気になる方はちょっとググってみてもいいかと思います。

あ、魚道110MDのモデルチェンジの記事でも書きましたが、現行の魚道110MDの後半分がハウンドシリーズの後半分とよく似ています
上の写真は「オルカ」との比較ですが、センターフックあたりからリアフックにかけてその処理の仕方が非常によく似ています。

 

asu-sotoasobi.hatenablog.com

この辺りはImaさんに聞かないとわからないですけれど、私的には技術の継承があるのではないかと考えています。

最後まで読んでいただき、
           ありがとうございました。