明日は、ソトアソビ

私がソトアソビで経験した失敗、悩み、そしてちょっぴり楽しかった事を書いています

やっぱり南風が好き

私の住むところにはいいサーフが無くて
県内のサーフや、勢い近県のサーフまで足を延ばしていますが
やっぱり気になるのは海況と天候です。
今回はどんな時にサーフに行ってるのかな?と考えてみました。

目次
 1、南風が吹くと?
 2、愛しの低気圧
 3、荒れる前の荒食い…?
 4、底荒れしたら大変です

1、南風が吹くと?

              GoogleMapから引用
今回は日本海側のサーフアングラーにとってはアルアルのお話です。

やっぱり南風が好き!
と言っても春や夏のことではありません
私の住むところは日本海側なので
夏を除いてほとんどの季節は西風か北風です
特にヒラメシーズンになると、北西風が吹くのがほとんどです。
そんな時にサーフから沖へルアーを投げても
ルアーは右手(東)方向へ流されてしまいます
ヘビーウエイトのルアーやシンペン、そしてジグならかろうじて沖へ向かいますが
普通のルアーならきれいな弧を描いて右手へ流されてしまいます
中にはボディに風をまともに受けて、そしてラインも風を受けて、投げた本人の方向へ見事に帰ってくる場合もあります
でも、そんな季節にもありがたい風が吹くときがあります。

2、愛しの低気圧
気象庁のHPから引用
上記の画像は、令和5年10月10日の天気図で、冬型の天気図に近い状況で、俗にいう「西高東低」です
この場合、朝鮮半島から日本列島へ向けて、とんでもなく冷たい北西風が吹き
今日は晩秋のように冷たい雨が降りましたが
真冬になれば、日本海側の各地では大雪や暴風雪になります。
でも、このからさかのぼること2日前には

低気圧がまだ九州や朝鮮半島付近にあり、その低気圧へ向かって強い南風が吹きます。
この時が私の狙い目です。
その南風に乗せて沖のサンドバーの向こうまで(気持ちだけですが‥‥)
ルアーをぶっ飛ばすわけです。
ちなみに、Windyさんのサイトで風向きをチェックすると
このようになっています

このタイミングにサーフからルアーを投げると
面白いようにルアーが飛んでいきます
まぁ、メタルジグやシンペンは当たり前ですが
軽いルアー、特にプラグは追い風を受けて面白いように空をカッ飛んで行きます。
この時の南風こそ「愛しの低気圧」です。

3、荒れる前の荒食い…?
低気圧が来る前の海、そんなタイミングは日本海側ではちょうど「荒れる前」です
そう、釣りをやっていてよく言われている「荒れる前の荒食い」です
私自身ずっとサラリーマンでしたので、毎日同じサーフで釣りをすることは不可能でした。
で、ドロップアウトした今ならどうかというと
残念ながら私の住むところにはいいサーフが無いので、車を飛ばして遠くのサーフへ行かなければなりません
なので、何故か今でも週末アングラーです。

そんな週末アングラーですが16年のキャリアからすると、なんとなく「荒れる前の荒食い」は有るような気がします。
たぶんヒラメ大明神の堀田先生や
超絶ルアーフィッシング探究者の井上氏なら
スパッと答えられるのでしょうが
しがない週末アングラーでは「気がします」としか言えません😥

その気がしますというのは
 ① 荒れる前⇒ちょい荒れ
    ⇒遊泳力の低い魚がいなくなる
        ⇒型の良い魚が多くなる
 ② 荒れる前⇒ちょい荒れ
    ⇒ベイトが偏って集まる
          ⇒そこを食べに来る魚がいる
という感じですかね。

ただ、荒れているときに魚が釣れないかと言えば、「底荒れしない限り魚は釣れる」と豪語する地元のおじさんもいました。
彼は真冬の小河川の河口で、底荒れしない程度の状況なら生き鰺をロングロッドで沖へぶん投げて、良型のヒラメを釣るということでした。
まぁ、地元のおじさんだったので
誇張はあるかもしれませんが
たぶん過去にそういう経験があるのでしょう。

私はルアーでヒラメ釣りをやっていますが、荒れる海でヒラメを釣ったことはまだありません
そんな時には、ヒラメよりスズキが釣れることが多いです。
下の写真は去年の大晦日(なんでまたそんな日に)で、結構荒れてましたが、いい型のスズキをゲットできました

釣りに行くときの家族は「非難ゴウゴウ」でしたが、帰ってきて、獲物を捌いて食卓に出すと態度が一変しました。
おかげで、今年の正月はおせちに加えてスズキ尽くしでした
脂がのっていて味はバツグン。特に「スズキのコブ締め」はとても美味しかったです

あ、海の話でしたね‥‥失礼m(__)m

4、底荒れしたら大変です

上の写真はきれいなサーフで、左手には岩場があり、右手中央にはサンドバー(オレンジの枠内)が作られていて
右手前から沿岸流(右から左への→)が流れ、そして左上に向かって払い出し(真ん中の→)が見えます。

これはよく行くサーフのワンカットですが、数日~十数日かけて造られたサンドバーと沿岸流と払い出しがチェックできるとても良いパターンです。                           

岩礁帯が混じるこのサーフではこのような良い地形が時々作られています。
ここで私は過去にヒラメやスズキを釣りましたが、底荒れするとどうなるか????

左の岩場は大丈夫ですが、右手のサンドバーは無くなり、沿岸流や払い出しもなくなり、のっぺりしたサーフになります
こんな状況から元のサーフへ戻るには数日、あるいは十数日かかります
また砂の堆積によってはすべての地形が埋まってしまい、運悪いことに、今シーズンはすべてアウトになる場合もあります。

でも、日本国中いたるところにサーフがありますので、一つのサーフがだめでもあきらめることはありません
ここがだめならあっち、あっちがだめならもうちょっと向こうと、いろんなサーフの情報をポケットに入れておくのも大切です。

そんな試行錯誤をしながらサーフを歩いて、波と風を読みながら、ベイトと鳥をチェックしながら、自分だけのポイントを見つけるのも楽しみの一つです。
あ、最後にはサカナを家に持って帰るのが一番のキモですが‥‥悟っていない私はなかなか実行できていませんm(__)m

でも、気持ちはいつもポジティブに
さーて、冬型の気圧配置になるちょっと前の
南風を探してそろそろサーフへくり出す準備をします。

ここまで読んでくださって、
      ありがとうございました。